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不動産物件としての扱いは?

不動産物件としては中古の一戸建ての扱いとして普通に法律等が適用されます。その際、注意すべきは通常の中古住宅と比べれば極端に築年数が経過しているわけですからその点での注意が必要です。リフォーム済みの古民家を購入する場合にはどの部分をリフォームしたのかをよく確認しましょう。基礎や土台から屋根にいたるまで全面的にリフォームされている物件であればすぐに住むことができるというメリットがありますが、価格は高くなってもやむを得ませんね。リフォームしていない状態で古民家を購入する場合にはご自分で好きなようにリフォームができるというメリットがありますが、予想以上にリフォーム費用がかかってしまう可能性もあります。内装や設備を入れ替えるだけでよいのなら心配事は少ないですが、基礎や土台、屋根、柱、梁、壁(土壁など)の構造体から直さなければならない場合には素人考え以上に費用がかかるものです。

またどの場合も不動産取引である以上、不動産業者は「重要事項説明書」を交付することが法律で義務づけられています。その説明をよく理解してご自分の計画に合っているかどうかを見極めることが大切です。結論としていずれの場合にも土地の上に建っている古民家を購入する場合には、その土地が所有権であれ借地権であれ通常の不動産取引に適用される法律はすべて適用されます。もし古民家を解体してそれを移築するとなると話は別です。解体された材木等の部材はもはや不動産ではありません。その場合には一般商品としての法律が適用されることになります。古民家を解体して移築する場合には解体費のほか運搬費、再建築の費用などが別途発生します。特に解体費は廃材の処分が産業廃棄物扱いになることが多いのでかなりの費用がかかります。また、再建築するには在来工法の普通の知識や技術以上に技量をもった棟梁が行わないと不可能です。その配下の職人さんの腕前をも見極めてから頼みましょう。

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