■資格を生かした海の仕事がいっぱいあるが・・・
趣味と実益を兼ねて「海の仕事」に就きたいと思っている人も多いようです。ダイビング、サーフィン、ライフセーバー・・・など海を舞台にした趣味系の仕事はいろいろありますが、いずれも以下のような資格が必要です。
●ダイビングインストラクター
ダイビングを安全で快適に楽しめるよう、器具の使い方やスキルなどを指導するスペシャリストです。PADI、NAUI、CMASなど各指導団体が認定しています。
●カヌーインストラクター
カヌーを安全に楽しんでもらえるように海での正しいルールやマナーの普及に努める指導員のことをいいます。カヌー講習会は土・日に行われることがかなり多いので、副業として資格を取得する人もいます。(社)日本カヌー協会が認定しています。
●サーフィン海上安全指導員
サーフィンを安全に楽しんでもらえるように海での正しいルールやマナーの普及や事故防止のための啓蒙運動をする指導員です。(財)日本海洋レジャー安全・振興協会が認定しています。
●釣りインストラクター
魚釣りを安全に楽しんでもらえるように海での正しいルールやマナーの普及に努める指導員のことをいいます。上級資格としてフィッシングマスター(上級釣り指導員)があり、いずれも(社)全日本釣り団体協議会が認定している民間資格です。
●ライフセーバー
ライフセーバーは、溺れた人を救助したり事故を未然に防ぎます。安全に楽しんでもらえるように海での正しいルールやマナーの普及に努める指導員のことをいいます。海やプールなど、水辺での溺者の救助や、事故を未然に防ぐ為の監視や指導などをする仕事です。JLA(日本ライフセービング協会)が認定します。
■語学力に自信があれば海外への移住も視野
しかし、こうした資格だけで暮らしていける人はほんの一握りに過ぎません。例えば人気が高いダイビングインストラクターでさえ、国内では月給12~13万円程度。住み込みの場合月給6~7万円ということも珍しくはありません。10~20代ならばまだしも家庭を持った一家の主の仕事として寂しいといわざるをえません。
そのため活躍の場をアメリカやアジアに求める人も少なくありません。アメリカ系やドイツ系の会社は、給料も高く、休みもしっかり取ることができます。しかしその分だけ競争率は高くなるのは避けられないようです。
どうしても国内でこだわるならば一人のインストラクターとして腕を磨くととともに、民宿と兼業したり、独立してダイビングショップやサーフショップやスクールを経営するということを目標にするべきでしょう。
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