移動販売 

田舎でのお仕事は移動販売が素人でも始められる。 
定期的な訪問は買い物弱者の地域に愛される。
料理好きならキッチンカーで!

田舎暮らしの生活手段として飲食店経営は魅力的な選択肢です。

でも飲食店で働いた経験もないし、調理経験もない人にとっては、やや敷居が高いのも事実です。そんな人にオススメするのが移動販売です。

移動販売は常設店舗をもたず、場所を移動しながら販売する業態です。扱う業種は 生活食料品販売、調理食材(たこ焼き、ラーメン、お弁当、カレー)など実に多彩です。

そこで、移動販売のメリット・デメリット等を述べていきます。 

移動販売のメリット

(1)固定店舗と比較すると初期投資を抑えられる
●物件所得費や内装・外装工事費が固定店舗より少なくすみます。

(2)飲食店勤務・調理経験は余り必要ない
●自分の得意な料理、又、だんご、たこ焼き、ラーメン、カレーといった一品料理が中心なので、高度な調理技術は求められません。

(3)商圏を選ぶことができる
●店舗が移動できるため、販売物やターゲットに応じて販売場所を移動でき、新規顧客を開拓しやすい。 又、イベントで多くの人が集まる場所(大型スーパー、地域のイベント)へ、自ら移動していくことで、商圏の小ささをある程度カバーできるからです。

移動販売のデメリット

(1)客単価が低い
●固定店舗に比較すると提供できるメニューが少ないので、客単価は低くなります。

(2)固定客がつきにくいのか?
●般的に移動販売は移動するために、固定店舗と比較するとどうしても固定客がつきにくくなります。 

しかし、地方都市においては 特に、高齢者率が高い地域、周囲に飲食店(コンビニ含む)が無いところでは、歓迎され固定客は付きやすいと考えても良いでしょう。 この場合、高齢者が好むメニューも加えたると(和菓子等)が客単価も上がります。

(3)天候に左右されやすい
●台風など風雨が激しいときは、客足が鈍りどうしても売上が落ちてしまいます。

売上げアップするにはフランチャイズに加盟するのもひとつの方法だが・・・

移動販売を始めるにあたっては、全て自力でスタートする方法もありますが、フランチャイズに加盟するという方法もあります。

フランチャイズに加盟すると、

(1)販売のノウハウを伝授してもらえる
(2)車両の手配から内装、改装、厨房機器の準備から食材まで全て用意してもらえる
(3)本部の知名度があるので集客が期待できる

といったメリットもあります。

一方、デメリットとしては、

(1)FC加盟金などが必要になる
(2)ロイヤリティーを本部に納めないとならない
(3)値引き販売などができないといった契約上の縛りがある

などが上げられます。

特に注意すべきは(3)です。ノウハウを学んだら独立を考える方も多いでしょうが、本部との契約内容によっては同業種での独立が認められないこともあります。契約する際には、そのあたりをしっかり確認しておきましょう。

▲たこ焼き、焼きそば、弁当などの飲食店の他に小売業もできる。

まとめ

移動販売は固定店舗に比較すると、低価格・低リスクだけに、軽い気持ちでとかくはじめがちですが、あくまでもビジネスです。収益をあげなくてはいけません。そのためには、予算の管理、ランニングコストをどうするかなど、経営者としての資質も求められるので、ある程度の勉強が必要になります。

移動販売店の業態は、飲食店だけに限ったものではありません。野菜・果物、魚・肉などの生鮮食料品や生活用品などの小売、理美容、ペット美容、エステ、マッサージといったサービスにいたるまで、アイディア次第で可能性は広がります。

地方都市の場合、過疎化が進みシャッター通りになっている商店街も珍しくありません。そうした商店の代わりにクルマで移動しながら商品や食べ物を販売するという移動販売店は、やりかた次第では十分成り立つビジスネモデルです。田舎暮らしのための生活手段として検討する余地は十分でしょう。

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2023.03.2

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