春になると、竹藪をもっている親戚と近所の人から筍をよくいただきます。
採りたてでないと味わえない筍のお刺身もいただくことができて、「あ、私
今贅沢してる…」という気分になります。
本当にありがたい。
うちには竹藪もないので知らなかったのですが、毎年おいしい筍を採るに
は竹藪の手入れも必要とのこと。
間引き作業や剪定作業をして、日当たりを確保することが大切なのだとか。
また、「地震のときは竹藪へ逃げろ」とよく言われますね。
地下茎が強く張り巡らされているために地割れがなく、また倒れる心配もな
いとのことです。
しかしそのぶん、繁殖力が半端なく強い竹はどんどん増殖してしまうので、管
理が大変とのこと。
そういえば、近所にある竹藪は脇の道路にまで地下茎を伸ばしたらしく、固く
重たいアスファルトを押し上げている様が見られます。
竹のパワーはすさまじい。
いただいた筍を見て「こんなにたくさん食べきれないよ!」と焦る父に、
母が一言。
「じゃあ、自分で皮を剥いてみてくださいよ。」
筍って、皮を剥けば剥くほど、どんどん小さくなってしまうんですよね。
上の写真のように立派だった筍が、皮を剥いてみるとこんなに可愛く
ってしまうなんて。
米糠で下ゆでした筍はいたみが早いので、早めに調理していただきます。
若竹煮やわさび和え、お味噌汁の主役にしてもおいしいです。
残りは小さく刻み濃いめに味付けして、筍ご飯に。
具は冷凍保存できるので、作り置きできて便利です。
筍のない季節でも筍ご飯を作れるので、我が家では重宝しています。
来年はぜひ、筍掘りもお手伝いさせていただきたいです。
☆たけのこご飯
<材料>
・米……………2合
・もち米………1合
・たけのこ(水煮)……250g
・油揚げ………1枚
・鶏胸肉………150g
・昆布…………5cm
・砂糖…………大さじ1
・しょうゆ………大さじ3
・塩……………小さじ2
・だし……………2カップ
・酒……………大さじ2
・みりん………おおさじ2
<レシピ>
①米をとぎ、もち米と合わせて1時間程度水に浸しておく。
②鶏胸肉を2cm角になるように切り、油揚げは湯通ししたあとに5mm
幅ほどに切る。
たけのこを食べやすい大きさの薄切りにする。
③だしに砂糖、しょうゆ、塩、酒、みりんを加え火にかけ沸騰したら、②を
入れ5分ほど中火で煮る。
④ざるにとり煮汁と具をわけ、煮汁は炊飯器に入れ不足分は水を足し、
昆布を入れご飯を炊く。
⑤ご飯が炊けたら④で分けた具を入れ、さらに10分蒸らす。よくかき混
ぜてできあがり。
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