始めに能登半島地震により亡くなられた方々に哀悼の意を表しますとともに、被災された全ての方々に心よりお見舞いを申し上げます。
さて、連日の能登地震でのビニールハウスでの自主避難
でのテレビや動画配信で観られる光景は、「遠慮せんで、住めばみんな家族」
農業用ハウス“自主避難所”に高齢夫婦が仲間入り と紹介されていた。
確かに、未曾有の大災害時には、突き詰めれば、人の行動も、恥も外聞もないだろう。
優先すべきは、まずは寝る場所と食料の確保だ。
それにしてもビニールハウスに避難とは、当事者の人たちにとっては必然的な選択肢だったのだろうと思った。
政府が用意した大規模避難所へ逃げ込みことも出来るのだろう
が、あえてこの形、集まったのは近所の人ばかり、
顔見知りの遠慮の要らない関係だからこそこんな形に落ち着いているのだろう。
快適とは言えないだろうが贅沢は言えない。
もともと、独居老人も多い田舎の集落、少人数なら孤独と不安に気持ちが負けそうになるが、大勢の中なら、それを強くすることが出来る。
また、農家の人の経験のサバイバル力には脱帽だ。
余震も長引いて、避難途中でまたもや足止めを食う可能性もあるわけで、
こうやって自前の家の近くに建てた自己所有のビニールハウスは、第一に地震には強いし、畑もある
家や物置から漬物などが、寸時に手に入り、当面の食料確保も出来る。
ビニールハウス内部では、頭にニット帽をかぶったおばぁさんが、冬の冷えから守る為に、地べた土の上に段ボール敷いてビニールシーツ、さらにその上に敷布団敷いてるところを見せてくれた。
又、別の動画では、アナウンサーが10人あまりが生活しているビニールハウス内の暖かさに驚いていた。
石油ストーブが数台稼働しているビニールハウス内は温度14.6度、で、湿度が48%もあり空気乾燥から喉を守ることが出来る。
湿度が高いのは感染菌が不活発になるから良いことなのだ。
又、最近では、支給された寝袋を活用することで、寒さが随分と和らいで楽になったそうだ。
複数の家族がビニールハウス内で 肩を寄せ合って、毎日、温かい鍋をつついている光景は気持ちも温かくなる。
受験生をかかえる家族もビニールハウスで自主避難していた。
お母さんが いつも変わらずせっせと子供たちに栄養をつけるために、美味しい料理を作っていた。
昨今、厳しい寒さの真っただ中で大雪に見舞われた日本列島。 能登の避難所も過酷を極めているだろう。
まずは、暖かい栄養価の高い食事で体も心も温めて欲しい。
大浴場も設置され、久しぶりの風呂に、避難民が感動したと明るい話題もテレビで観れた。
世界中から支援と声援がやまない。
開けない夜はないから。
今を頑張って生ききろう。
田舎くらし情報館
管理人
追伸: 以前、阪神大震災を経験した若者が 田舎で生きるチカラを身に着ける為に滋賀の限界集落に移住したとブログを書いたが、
彼のことが頭に浮かんだ。
彼は、田舎暮らしはおもしろくてやめられないと古民家再生をライフワークにし 家族と仲間とどっしりと現地に根を下ろし生きている。
厳しい自然との共存も遊びと捉えて生きている彼の人生。 眩しく感じ 嫉妬してるのは私だけだろうか?
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