農業編-就農

■就農は「田舎暮らし」の重要な選択肢のひとつ

田舎暮らしを考えるときに、仕事が問題になりますが、農業を仕事の候補として考える人も増えています。

都会でしがないサラリーマンで一生を終わるより、年齢や学歴や職歴に関係なく、誰でもチャレンジできるビッグチャンスとして、農業に夢を描く人もいるでしょう。

▲就農は田舎暮らしの重要な選択肢になっている。

それが田舎暮らしブームもあり、現在では全国農業会議所には全国新規就農相談センターが開設され、新たに就農を希望する人の窓口になっています。

就農相談会では、就農ガイダンスや新規就農者の講演会等の実施に加え、様々な資料を入手することが可能です。また各地方自治体における就農支援情報や農業法人等の求人情報などもアナウンスしてくれます。

一見すると門戸が広がっているようですが、現実に農業で生計を立てるまでには越えなければならないハードルがいくつもあります。例えば土地の取得はどうするのか、農業といっても何を栽培するのか、農業の知識や技術はどう習得するのか、就農まで資金はどうするのか…。数え上げたらきりがありません。

■先達の生の声を聞くことも大切

老後の資金も十分あり、のんびり田舎暮らしをしよう、という人には採算を度外視して、家庭菜園で収穫する作物に一喜一憂していても構わないでしょう。

しかし、家族を養うため就農するならば、そんな悠長なことを言ってはいられません。農業をビジネスと捉え、綿密な計画で就農する覚悟がなければ、夢の田舎暮らしも元の木阿弥になりかねません。

田畑・家畜から、いかに金を生み出すか、それが重要です。会社経営をするのと同じです。

農業を始めた場合にはどのくらいの農地の広さで作物によってどのくらいの収入が得られるのか、将来的にその収入で本当に食って行けるのかを現実的に考えてみて、無理と判断したらあきらめることも選択肢のひとつです。

そのためには新規就農した方々の生の声を聞くのもいい方法です。

前述の全国新規就農相談センターの行う就農相談会や、各都道府県の新規就農相談窓口を通じ、紹介してもらうことも可能です。

さらに実際に農業体験をしてみたい、という人には、農業法人などで1ヶ月程度(1週間~6週間)の農業就業体験を積むことができる制度も用意されています。

「農業しながら田舎暮らしをしたい」という気持ちだけが先走り、「収入なんて始めてしまえば何とかなる」という程度にしか考えていないと、後で後悔することになるのが関の山です。

こうした制度を利用して、自分の中にある「夢」と「現実」をすり合わせることが、憧れの田舎暮らしを成功させるための第一歩です。

2022.03.5

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