農業編-野菜栽培

■インターンシップを使って野菜栽培の現場を体験

田舎暮らしで就農を考えたとき、一番ポピュラーなのが野菜栽培でしょう。家庭菜園という言葉もあるくらい、誰でも手軽に始められるというイメージがあります。野菜は比較的に収穫までのサイクルが短期間な作物もあり、初期費用が少なくてもすむというのも魅力です。

しかし、野菜栽培だけで田舎暮らしの生計を立てるとなると話は別です。野菜栽培に限ったことではありませんが、農業で生計を立てるには、

①技術の習得(農作物の栽培や経営管理の技術)
②農地の確保(農業経営を開始できる面積の確保、農地法の取得制限)
③資金の確保(農業経営に必要な農業機械・施設・資材等を確保するための資金や経営安定までの生活資金)
④住宅の確保(農村地域への転居等)

など越えなければならないハードルがいくつもあります。そのためには全国で実施されている農業インターンシップ、Eラーニング、就農準備校などを活用するのといいいでしょう。これらの情報は「全国新規就農センター」などで得ることができます。

▲「全国新規就農センター」のホームページで情報をチェック

野菜栽培は土地や気候に左右されるので、すでに移住先を決めているのならば、その土地で研修を受けるのがより実践的といえるでしょう。

■販路まで考えて野菜づくりを目指す

一口に野菜といってもレタス、キャベツ、小松菜などその種類は300種類以上あり、最近では「あすっこ」というビタミン菜とブロッコリーを組み合わせて作られたものや、「はなっこりー」というサイシン(中国野菜)とブロッコリーを組み合わせて作られたものなど新しい野菜が続々誕生しています。

また、聖護院大根などの京野菜、金時草などの加賀野菜などのブランド野菜などの人気も高まっています。

したがってどんな野菜を作るのか最大のポイントです。次に路地栽培にするかハウス栽培にするか、さらに農薬を使用する通常栽培にするか、化学肥料を使わない有機栽培にするかなどいくつもの選択肢があります。

また販路も考えなければなりません。一般的には野菜は生産者から農協などへ集荷され、青果物卸売市場へ出荷されます。

価格は品質や鮮度よりも、市場に出回って量によって左右されることが多く、作り手の意志が反映されることはほとんどありません。

この矛盾を解決するためには、ただ漠然と野菜栽培をするのではなく、収穫した野菜をどのような形で出荷していくのかなどのマーケティングの研究(サイト、SNS活用)、そして販路の拡大まで考えた野菜栽培を目指す必要があります。憧れの田舎暮らしを価値あるものにするためにも、そのあたりも十分考慮しましょう。

▲馴染み深い野菜も作るとなると大変

2021.11.7

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