今年は全国的に梅雨入りが早かったらしく、こちらでもグズグズジメジメした
天気が続いています。
気温も暑くなって雨が降るこの季節になると、一気に畑の野菜たちが元気
になります。
どんよりした空模様に人間たちは気分が滅入っても、野菜たちは元気元気。
本格的な夏の収穫にむけて、着々と準備を始めています。
さて。
『六月の花嫁は幸せになる』というジンクスのもと、ジューンブライドをむか
えるカップルも多いのではないでしょうか。
何を隠そう私も数年前に六月の花嫁になったひとりなのですが、そのとき
の思い出をひとつ。
当時住んでいた東京でレストランウェディングを催すことになったのですが、
やはり一生に一度のこと。
お祝いに来てくれた方々に心からのおもてなしをしたくて、いろいろ考えまし
た。
田舎の父母が野菜を育てていたので、愛情の籠もったその野菜たちを使っ
て一品作ってもらえないかとレストランに提案したところ、快く引き受けてくだ
さいました。
そこで白羽の矢が立ったのが、じゃがいもと玉ねぎです。
結婚式の数日前、ぐずぐずした天気の合間を縫って父母がこのふたつの野
菜を収穫し、レストランまで郵送してくれました。
そして、結婚式当日に振る舞われたのがビシソワーズ。
その年の梅雨は雨が多くて、六月のうち雲ひとつなく晴れたのはたったその
日だけ。
晴れカップルの私と主人は、今、田舎に引っ越して野菜作りを頑張っています。
結婚記念日には必ず作るビシソワーズ。
今年の六月も花嫁になる方々が晴れやかな一日を迎えることができますように。
<材料> 4人分
・じゃがいも……2個(150g)
・玉ねぎ………1/2個(100g)
・バター………大さじ1
・水……………1カップ
・固形スープの素…2個
・牛乳または豆乳…2カップ
・塩……………少々
・生クリーム……お好みで
<レシピ>
①じゃがいもは皮をむき、厚さ3mm位のイチョウ切りにし水にさらす。
玉ねぎは薄くスライスする。
②鍋にバターを入れ、玉ねぎが薄く透明になるまで炒める。じゃが芋
は水を切りレンジでフォークでつぶせる位まで加熱する。
③②の玉葱の鍋に水を入れ、火にかけて固形スープを溶かす。
④②のじゃがいもと③と牛乳半分(1カップ)をミキサーにかけ、なめらか
になるまで作動させる。
⑤④を鍋に戻し、残りの牛乳1カップを足し火にかけ温めて、塩で味をとと
のえる。
⑥粗熱がとれたら、冷蔵庫に移して冷やす。
⑦器に盛り、お好みで生クリームやパセリを散らしてもよい。
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